hibitの技術系メモ

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アニメーションオーバーライドによって中腰になってしまったアバターを直す方法(Unity5.6.3用)

※Unityのアップデートに伴い、以下の「方法1」は使用できなくなりました。Unity2017用の方法は、こちらを参照願います。

 アニメーションオーバーライドを適用したアバターはなぜか以下のように中腰になってしまうことが知られています。

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方法1(手軽なやつ)

 これを解決するためには、

 この方法が一番手っ取り早いです。

 先日この方法を動画にしたものをTwitterに投稿したので、それを見るのがわかりやすいです(手前味噌)。

 こんな感じで操作すれば一瞬で中腰を直すことができます。

 めでたしめでたし。

 ……。

 聞こえる……。

 聞こえるぞ……中腰に親を殺された者達の恨みの声が……!

方法2(中腰を憎む人用)

 実は上の方法で中腰を直しても再生中は中腰になってしまいます(再生が終われば直ります)。中腰にトラウマのある方にとっては、それを見るのもイヤだということがあるでしょう。今日はそんな中腰ヘイターのために、完膚なきまでに中腰を絶滅させる手段を伝授します。

 Unityのアセット欄をたどって、

Assets > VRCSDK > Examples > Sample Assets > Animation

 の中にある「tpose-new」の横にある小さな再生ボタンを押します。(押しづらいわ!)

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 そうしたらその横に「tpose-new」というアニメーションファイルが出てくると思うので、それを選択した状態でアニメーションウィンドウを押すと、   f:id:hibit_at:20180921214535p:plain

 このように、夥しい数のアニメーションコンポーネントが出てきます。これを全部コピーして、元々あった(つまり中腰の原因になっていた)アニメーションにペーストします。

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 解決!

 こうしてこの世から中腰が消え、VRCの世界の平和は保たれることとなった。

 TRUE END

※方法1でも特に不都合はないので、こだわりがなければ方法1をオススメします。