退Dの覚書
この記事は、社会人学生 Advent Calendar 2020 - Adventarの12日目の記事です*1。
hibitです。2019年夏に仕事を退職し、同年10月に入学しました。およそ1年強が経った形になります。どんな人間で何をやっているかは、このブログやQiitaを読めばわかると思います。
特に言いたいこと(生い立ち好み趣味経歴なぜ退職なぜD進今苦しいこと楽しいことその他諸々)はないのですが、せっかくのアドカレということで筆を執らせていただきました。
いきなりですが、退職してDに進んだ人って呼び名が難しいですよね。「社会人学生」という表現はよく使われますが、会社にいながら在籍しながら数年間かけて学位を取る方なら、この呼び方は適当に思えます。しかし、退職した後専業の学生になる人って何て呼べばいいのでしょうか*2。
私は退Dという呼び方を推したいと思います。という訳で、これは退Dの覚書です。
サラリーマンにもなれず、現役学生にもなりきれぬ、哀れで醜い、特に可愛くもない何かだ。小僧、お前に退Dを救えるか。
現状について何かを書くのって難しいですよね。それがネガティブなものであったとしても、ポジティブなものであったとしても。
一年前、退職を目の前にした時は、元職場の実名を出してお気持ち退職エントリでも書こうと思っていたのですが、冷静に考えて何の得にもならないどころか更なるトラブルを招くだけだったので、取りやめました。
基本的に退職エントリというのは、身の安全(=次の進路)を確保した人がドヤ顔で古巣を謗る為のものであり、本質的にはFakeです。往々にして生存バイアスや自己肯定感バフ*3が大量にかかるものなので、進路の参考にはならないものが多い気がします。時々、Realなもの*4も見つかりますが、そのような捨て身の記事は稀です。
ネガティブなお気持ちエントリが我が身の為にならないことは想像に難くないと思うのですが、ポジティブなものも同様に扱いが難しいなと感じます。環境や、それを受け止める自分は、両者共々良くも悪くも変わってしまうものなので。
今ここで「学生生活最高!」とか書いても、数年後したら不幸にも「あんなこと書かなければよかった」となるかもしれません。社会人を辞めて、自由な時間が一気に増えて、実現したいことが目の前にあって、そういった意味では自由かつ充実しているのですが、常に気楽で楽しいかと言うと当然そんなことはなく、不安感や焦燥感もその裏返しとして存在します。当たり前ですが。
自分に起きた環境の変化には、事前に予想できてその通りだったものもあれば、予想以外のものもあって、それが数年後ひいては今後の人生にどのような意義を持つかは、正直今は判断できません。
判断つかないけれど、自分がした選択が最善になるように、せめてもの努力を続けている、といった感じです。
まだまだ退D生活は続きますが、これからもマイペースに頑張っていきたいと思います。
*1:ですが、書くのめっちゃ遅れて25日公開になりました。すいません
*2:このアドベントカレンダーは「仕事を休職や退職して学生をやっている(やっていた)方」も対象ということで、参加させていただきました
*3:新しい環境が変わる時、だいたい人は希望を持つものです
*4:勝手に引き合いに出してしまって恐縮ですが、https://takeda25.hatenablog.jp/entry/20120511/1336746314