hibitの技術系メモ

数学とか3Dとか翻訳とか

お手軽にいい感じになれる(かもしれない)シェーダ「HibitShader」を公開しました

(12/15 追記)Qiitaソースコードの解説記事を投稿しました。1行ずつ全部解説していますので、興味ある方はぜひ。

 Unityのシェーダを自作しました。ここからDLできます。

先行研究と当シェーダの位置づけ

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(比較表:すべて同じfbxとテクスチャを使用)

 VRCで良く使われているシェーダには、

 等がありますが、これらよりもっと手軽にセッティングできるシェーダをめざして作りました。

 使い方のイメージは下のようになります。

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セールスポイント

 まず、パラメータが圧倒的に少ないです。2つしかありません。

  • Color

 全体的な色味をきめます。元のテクスチャだけだと冷たい感じがするな~という時はオレンジを足すと血色がよくなるみたいな使い方です。

  • RimColor

 リムライト(輪郭が光るやつ)のカラーを決めます。紫とか緑とかにするとアンニュイな感じになります。

(以下は補足的なパラメータ)

  • NormalMap

 ノーマルマップも一応適用できます。

  • Change

 これは当シェーダ独特の機能で、やや飛び道具的ではありますが、色相を変化させることができます。簡易的なコードで実装しているため、厳密な意味での色相ではないですが……。服の色や髪の色をピンポイントで変えたいという時に便利です。

めちゃくちゃ短い

 このシェーダはなんと49行で構成されています。フルスクラッチにも最適です。詳しいコードの解説等は近日中にQiitaで公開する予定ですので、興味がある方はお楽しみに。

(12/2 リムライトの明るさを環境光に対応させる変更を行ったため、1行増えました)

(12/8 コードの見直しを行った結果、1行減りました)