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BeatSaberのグローバルランキングの実力評価、譜面例(2022/02/11改稿)

  • このエントリはchokudai氏のエントリを全面的にオマージュしております。
  • ※現在のpp相場感を反映し、記事をリライトしました(2022/02/11)

 Beat SaberはVR空間上のノーツ(ブロック)を斬る音ゲーです。公式譜面やDLC譜面があって、その譜面の中で順位を競うのも面白いですが、それとは別に、ユーザーが作成したカスタム譜面による総合点を競うランキングがMOD制作陣によって運営されています。

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こんな感じ

 参加しているのは約 15 万人くらいかなという感じです。

ppとその実力

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私のページです

 このPerformance Points(pp)という値によってランキングが順位付けられています。これはランク譜面(Ranked Map)という特定の譜面群をクリアすることによって得られる得点です。ランク譜面は、カスタム譜面の中から有志の投票によって選ばれており、一定のクオリティ(無理な配置がないか、実力に応じたスコアが出るか)を担保された譜面となっています。

 ppと実力との関係については、超ざっくりまとめると、

  •   0 pp~…MODを導入すれば誰でもなれるレベル。
  • 2,000 pp~…ランク譜面を触り始めたレベル。公式譜面 Expert クリア。
  • 4,000 pp~…一般人からみればもう上級者の領域。公式譜面 Expert+(簡単なもの)クリア。
  • 6,000 pp~…一般人がついていけなくなるレベル。公式譜面 Expert+(難しいもの)クリア。
  • 8,000 pp~...ランク譜面をやり込んでいるレベル。ごく一部の公式DLC Expert+。
  • 10,000 pp~…この辺りからアスリートの領域。
  • 12,000 pp~…超上級者。
  • 14,000 pp~…世界大会に出るレベル。
  • 16,000 pp~...神の領域。

 という感じになります。詳しく説明していきますが、その前にもろもろの注意事項。

  • MODについて

 MOD・カスタム譜面の導入は各自の責任でお願いします。もし不具合やトラブル等が起きた場合においても当方では責任を負いかねます。MODの導入手順についてはまそさんのブログが非常にわかりやすいです。

  • お前は誰だ

 普通の一般プレーヤーです。オマージュ元のchokudai氏がAtCoderの社長であり自身もトッププレーヤーであるのを考えると説得力のなさが際立つというか、お前偉そうに何様やねんという感じがしますが、ご容赦ください。

  • インフレ

 高難度のランク譜面が新しく追加されればプレイヤー全体のppも増えていきます。以下の説明はあくまで現時点の相場感であり、今後インフレ*1していきます。

0 pp以上 2,000 pp未満

 MODを導入すれば誰でもなれるレベルです。色々なカスタム譜面をやっているうちに偶然それがランク譜面で……というケースもあるので、この辺りだと「知らない間になっている」レベルです。

 身体面では、最初は筋肉痛に悩まされる人が多いでしょう。はじめの内は、1時間もプレイしたら次の日は腕が上がらないと思います。

 このレベルの人が触る譜面の例です。

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Comment: このレベルだと、見たままを斬るだけで特に気をつけることはないです。

2,000 pp以上 4,000 pp未満

 中難度譜面を触りだすレベルです。ストリーム*2や対角*3といった配置が頻出するようになり、一気に音ゲー感がでてきます。たのしい。また、後述しますがこのゲームには「角度」が重要であることがわかってくるので、このゲーム独自の「手首」の使い方も習得していきます。

 身体面では、だんだん筋肉痛になりづらくなってくる頃です。しかしこれは後に続く悲劇の幕開けに過ぎない……。

 このレベルの人がクリアし始める譜面の例です。

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Comment: 斬りやすいパターンがバランスよく配置されており、中級者から上級者まで実力に応じて楽しめる良譜面です。

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Comment: 局所的に対角配置や高密度のストリームが出てきますが、全体的にはまだ密度は薄いです。

 公式譜面のExpertぐらいならば、このレベルだと余裕を持ってクリアできると思います。Expert+でも簡単なものならばクリアできるでしょう。

4,000 pp以上 6,000 pp未満

 この辺りから一般人からみればもう上級者の領域です。単なるクリアだけでなく「精度(Accuracy)」を意識するようになります。ノーツを追っかけるだけのプレイではなく、余裕を持って振り抜くプレイになります。譜面あたりのpp*4でいうと 200 ppを稼げるあたりがこのラインになります。中難度譜面でSSクリア、高難度譜面でSクリア辺りです。

 ここでBeatSaberのスコアシステムについて説明しますと、このゲームではただ斬るだけでなく「十分な角度をつけて斬る」ことが大事になります。具体的には、

  • 振りかぶり 100 度、振り抜き 60 度をつける
  • ノーツの真ん中を斬る

 と最高スコアを出すことができます。すべて完璧に斬れれば精度 100 %ですが現実的には不可能です。実際にはSSクリア(精度 90% 以上)がフルコンボフルスイングのラインなので、それを達成できればその譜面を完全にマスターしたと言ってもよいでしょう。同じ譜面でもAクリア(精度 65 %以上 80 %未満)とSSクリアでは、難しさももらえるppも全然違います!

 身体面では怪我が増えてきます。振りの勢いが出てくるので、コントローラを壁にぶつけたり、体にぶつけて内出血させたり……くれぐれもご注意ください。

 このレベルの前半の人が触る譜面の例です。

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Comment: 中難度譜面。素直なリズムで密度も一定ですが、単純な上下だけではではなく、横切りや上段ノーツが来てもリズムを崩さず対応する必要があるため、一歩上の視認力と慣れが必要になります。

 また、目についたランク譜面を触るという段階は卒業して(低pp譜面をクリアしても個人ppが増えないので)、ある程度高pp譜面に狙いを定めて攻略するようになります。(2020/10/11 追記。最近はランク譜面の数が膨大になってきたのでそうとも言えなくなってきました。)

 プレイスキルの面では、複雑な配置、例えばクロスストリーム*5や片手配置*6が来ても冷静に対処できるようになります。

 身体面では、腕だけの力任せの振りを卒業して、手首や肩を効率的に使ってノーツを斬れるようになりますが、肘や手首への負担が響いてくる頃です。無理するとマジで危ないので、皆様マジで気をつけてください……。

 このレベルの後半の人がクリアし始める譜面の例です。

www.youtube.com Comment: このあたりから、スライダー*7の配置も出てきます。スライダーの見かけの物量に惑わされずに安定した剣捌きを維持する力が必要です。

 公式譜面でもExpert+はけっこう難しいのですが、簡単なものはこのレベルでクリアできる程度でしょうか。

6,000 pp以上 8,000pp 未満

 この辺りから一般人がついていけない領域です。実際にプレイしている様子を一般人が見たら「上手いね〜」というよりは「えっ、なんかめっちゃ腕を高速移動させてる……近寄らんとこ……」ってなるレベルです。

 ランクを上げようとする場合は、もう簡単な譜面に手を出しても意味がありません。譜面あたりだと 300 ppが目安になりますが、例外的に美味しい譜面で到達するぐらいです。個人スコアの計算方式の都合上、譜面あたり 200 ppぐらいは稼がないと意味がないので、難しい譜面に挑戦することから逃げられなくなるといった感じです。苦しい戦いを余儀なくされる人が多いと思います。

 このレベルのランカー同士だと、ppを稼ぐために色々な高難度譜面を漁っているのは大前提です。どんな譜面かはお互い知っているので、「今日、"アバ"、 1 %伸ばしたワ……」「"テオ"のあそこはヤバい……」といった効率的な会話が可能になります。(2020/10/11追記。ランク譜面の数が膨大になってきたので、それほど「限られた譜面でお互い争っている」という状況でもなくなってきました。みんな自分に合った好きな譜面をやろう!)

 このレベルの前半の人がクリアし始める譜面の例です。

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 このレベルの後半の人がクリアし始める譜面の例です。

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 公式譜面の Expert+ のうち、難しいものっていうか配置が変なものだとこのレベルでクリアできる程度でしょうか。

8,000pp以上10,000pp未満

 この辺りから、譜面あたりのppでいうと 300 オーバーがコンスタントに必要になります。まぐれだけでは到達できないラインであり、ある程度相性に左右されずに安定したパフォーマンスを発揮する実力が必要になります。このレベルだと中難度以下の譜面はフルコンボが当たり前で、 90 %より上の精度をどれだけ稼ぐかという極限の争いになってきます。ここまで来れば、ランク譜面をやり込んでいて、大体の譜面に対応できることがある程度保証されていると言えると思います。(2022/02/11追記)スコアシステムの変更により、90 %台後半を出さないと稼げない仕様になりましたので、低難度で 95 %より上を出せるか、中難度でも 93% より上を出せるか、といった「詰め」の領域になってきます。

 そのため、どの譜面をクリアできるかよりも、どの譜面で高精度を出せるかといった点が重要になってきます。人によりますが、93 %以上のスコアは角度と中心精度を同時に満たす必要があり、どれだけ反射神経や動体視力があっても訓練なしで到達するのはまず無理なラインです。身体(というか手首)への負担も過大なものになっていき、その一方で、大半の譜面は1ミスしたら更新の見込みなし、という勝負になるので、ストレスも増大していきます。フィジカルケアとメンタルケアは必須です。

 このレベルの前半の人がクリアし始める譜面の例です。

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 このレベルの後半の人がクリアし始める譜面の例です。

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 公式譜面だとこのレベルのはほぼ存在しないですが、GhostのExpert+とかはここにあたるかなと思います。

10,000 pp以上 12,000 pp未満

 このあたりからアスリートの世界に入ってきます。先程述べた極限の争いを高難度譜面で行っている感じです。

 日本では上位 66 名からがこのクラスになります。譜面あたりのppで言うと 375 あたりが目安になりますが、それらを稼げるような譜面は基本的に物量がものすごいことになっています。ある程度の基礎体力・筋力は必須ですが、それ以上に鍛え上げられた視認力と集中力が重要になってきます*8。そういった意味でも完全にスポーツの世界です。

 プレイスキルについては、もはや私が語り得るレベルを超えてきているので、ここから先は説明を省略します。

 このレベルの人がクリアし始める譜面の例です。

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12,000 pp以上 14,000 pp未満

 このあたりから意味のわからないレベルになります。先程述べた極限の争いを超高難度譜面で(以下略。日本では上位 12 名からがこのクラスになります。

 プレイヤー当人には得意不得意があったり、まだ上が......という思いもあるとは思いますが、さすがにここまで来ると超上級者と言っていいのではないでしょうか。

 このレベルの人がクリアし始める譜面の例です。

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14,000 pp以上

 世界トップクラスです。世界大会とかで優勝争いするのはこのレベルの人達です。前の人達と比べて何がすごいのかと言われると明確に説明するのが難しいのですが、こういう人達のプレイ動画を見ると、あまりにもスムーズすぎるので「逆に譜面が簡単に見える」という不思議な現象が発生します。達人の域です。世界ランクで上位約 200 名からがこのクラスに入ります。日本だと 3 名。

 このレベルの人が「クリアし始める」というランク譜面はもはや存在しませんが、世界の頂点に近い一握りのプレイヤーでないとクリアすらできないようなチャレンジマップの動画を貼ってきます(非ランク譜面)。

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16,000 pp以上

 世界トップクラス中のトップクラスです。グローバルランキング上位 17 名ぐらいです。何がすごいのかはもう説明できません。

まとめ

 みんなも怪我にだけは気をつけながらたのしくBeat Saberをやろう!

*1:デフレする可能性もゼロではないのですが、諸々の事情により基本的にはインフレ傾向です

*2:16分音符刻みで並んだ上下ノーツの連続。

*3:左下から右上に斬らせるような配置。

*4:譜面ごとのppに高い順を並べて、0.965 をかけていったものの合計が個人ppになります。例えば、理論上、譜面あたり200ppを稼ぎ続けたら合計は 200/(1-0.965) = 5,714 ppになりますが、実際はもっと低くなるので、おおよそ譜面あたりの最高ppの 25 倍ぐらいが目安になります

*5:腕を交差させるようなストリーム。

*6:片手だけを高速で振り回すような配置。見た目以上に難しい。

*7:複数のノーツをなぞるように一度に斬る配置

*8:上位ランカーの姿を配信などで見かけることはありますが、筋骨隆々な人は少なく、むしろ痩せ型の人が多いです